2010年12月08日

アラブのお姫さま

「異国トーキョー漂流記」高野秀行著

本は、タイトル買いってけっこう多い
地名が入ってるってだけでかなり惹かれる
それも「東京」とあれば、手にとる率高し
それが、カタカナ!
カタカナにすると、より魅力的に思わない?

いろんなところに行ってみたい
観光じゃなくて、ひとが「暮らし」てるところ

その地で感じるものには遠く及ばないけど
でも
読みものからでも
世界は、ずいぶん広がる

作者、存じず
先入観なく、読了

いやあ、おもしろかった

それから、ちょっと
切なくなった

「アリー・マイ大富豪」という一章は
イラク人とのことを書いている

あたしは、アメリカに行くまで
生きてるのにお別れ、っての、ないと思ってた
またね、と手をふり、それっきり、ってわりとある
それは
結果、そうなってしまっただけのこと

See you again、抱き合い別れた

エジプトの別荘に招待するから、来てね
エーゲ海をみせてあげたい
ほんとうに綺麗なの
とその前に
自国は窮屈だから、そう言った

身振り手振りの言葉でも
あたしはSalanazuと、話しが尽きることなく
帰国してからも、辞書片手にメールを続けてた

彼女はサウジアラビアの高官のお嬢さま
9.11
それっきりになってしまった

何度メールを送っても
返信は、なく
あたしの足らずの英語で気を悪くしたのかと
悩んだけれど、たぶん、違う

あたしは
たとえば、もし
日本が、どこかの国に戦争をしかけたとしても
それが、自分の友との間には、関係ないことでしょ、と
そう思えるのは
どれほどお気楽なんだろう

国と自分の繋がりなんて感じたことはない

これは、平和か馬鹿か
なんだか、うしろめたい

外国人にありがちな、ミドゥーリ、じゃなく
ちゃんと、ミドリ、と呼んでくれた
大きな緑色の目が懐かしくなった
posted by ミドリ at 23:00| 東京 ☀ | TrackBack(0) | ミドリ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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