2010年05月01日

よもやま−荻窪でつらつら、しんみり−

荻窪に来ると

「今日から私、高校生」

ってことば、聞こえてくる
だからって実際に誰かがそこで言ってるんでもなくて

自分の声の、あの時のままの抑揚の

ハタチ過ぎの夏の舞台
如月小春作のDOLLの恵子の、最初のセリフ

もう、このセリフ、本読みの段階から失笑で
本番も、笑われる

金髪したり、ドレッドやらスパイラルのクルクルで
ミニな格好、ダンサー気取ってたから

本番に合わせて真っ黒髪、三つ編みおさげちゃんにしたって不自然で
緑のリボンの紺のセーラー服の、驚異的似合わなさ

自分でもおかしかったんだから
そりゃ、笑われる

ストーリーは超シリアスで難解で
未だにわかんない

そこを尽きつめてくのが、きっと、役作り、ってことなんだろうけど

もっとできたんじゃないかって

いつもだけどね
なにやっても

今だったらもっとできるかも、なんて思う

まあ
確実にセーラー服は、ない

笑われたらまだいいけど
大丈夫?的な、ね

作者の出身が杉並だから
他の登場人物のセリフにも、荻窪、阿佐ヶ谷やら高円寺なんてのがあって
東京といえば、新宿渋谷の印象な大都会で
東京の住宅地ってどんなんだ
って、イメージがつかなかった

そんなこと、ずっと忘れてた

そもそも
DOLLってタイトルも恵子って役名も、覚えてなかった

東京に来て、歩いてみよう、どこまでも
で進んでみたら、荻窪、って標識がみえて
思い出した


10年ぶりに
その時の稽古場
浮かんできた

それから
最後のシーンの経験したくて、明け方の海をみに彼に連れて行ってもらったこと
みに来てくれた母が泣いてたって父が言ったこと
打ち上げの前に、収まりきらない人数なのにプリクラ撮った心斎橋筋のゲーセン
いろんなこと
次々と

本番が楽しくて、だから芝居をしたいんだ
なんて言ってるけど
一番に思うのは稽古場のことで

一番きらいな場所なのに、稽古場って
芝居してなかったら、こんなに怒られたり否定されることなんてないんだから

でも、やっぱり、つくってく場所だから
稽古場ってのが一番好きなのかもしれない

そんなことを
荻窪に来るたびにつらつら、思う

なんども来てて、いつも

落ち込んでないのに、なんだかしんみりしちゃうんだよ

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posted by ミドリ at 18:27| 東京 ☀ | TrackBack(0) | ミドリ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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